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か、興味をもたせてくれたきっかけについて少しお話をさせて頂きたいと思います。
私が大阪青年会議所時代に、何か国際的な社会貢献をしたいと考えていた時に、国
際婦人福祉連盟の有志の方々とご一緒に1986年、世界的NGO団体セーブ・ザ
・チルドレン・ジャパンの設立に携わりました。自分のライフワークとして18年
間にわたり、この団体の理事長を務めさせて頂きました。セーブ・ザ・チルドレン
と申しましても、ご存じない方も多いと思いますので簡単に概略をご説明させて頂
きます。
 第一時世界大戦後の1914年、戦災で両親や家を失ったヨーロッパの悲惨な状
況にあった子供達をみかねたイギリスのエブランタイン・ジョブ女史が、これらの
恵まれない子供達を救うことを目的として始めた団体です。ヨーロッパやアメリカ
では有名な団体で信頼もされています。今、世界で30の加盟国が120ヶ国で活
躍をしています。なぜ私が18年間もこの団体のお手伝いが出来たのかと言います
と、最初にフィリピンギマラス島にお金の寄付をして村中の人と一緒に小学校を建
設しました。その小学校の竣工式に出席をした時、村中の人達から熱烈な歓迎を受
けた事、そして何よりもその学校を使用する子供達が本当に素晴らしい笑顔で迎え
てくれるのを見て、今迄経験したことのない感動を味わいました。それからは、フ
ィリピン ピナツボ火山による被災者への緊急援助、ベトナムでの児童の栄養改善、
ネパールでの学校建設や文具支給等、様々な活動に参加をし、再び子供達の素晴ら
しい笑顔を見たいという思いで、SCJの活動を続けてきました。まさに、奉仕活
動は「百聞は一見にしかず」現地に行き、実情を理解して活動をすることが重要だ
と思いました。3クラブの皆さんも、今迄ロータリー財団に多くの寄付をされてい
ると思いますが、頂いたご寄付はすべてグローバル補助金・地区補助金等として、
海外の医療関係の改善、子供達の栄養改善、教育環境の改善、震災復興への取り組
み等に活用されています。ぜひ、それぞれのクラブが取組んでおられる社会奉仕や
国際奉仕に一人でも多くの方が関心を持っていただき、活動して頂きたいとおもい
ます。きっと爽やかな感動を味わう事が出来ると思いますし、クラブの活性化には
この上ないミッションになることは間違いないと考えます。
 これは私の個人的な考えですが、現地に行きニーズを引出し、それにこたえる形
で奉仕活動をすることも大切ですが、そのボランティアの主旨を理解して寄付とい
う形で協力をすることも大切だと思います。ぜひ皆様にご理解をいただき、ロータ
リー財団の奉仕活動のエネルギー、原資となる寄付にご支援をお願い致します。
 次に人材育成についてお話をさせていただきます。
 ロータリーの大きな役割のひとつとして、青少年を明日の社会を背負って活躍で
きるリーダーに育て、彼らにより良い未来を確かにする責務を負っています。ロー
タリアンは青少年奉仕のいろいろなプログラムに青少年に参加してもらい、地域社
会やロータリークラブの未来を担う才能豊かな人材を育てています。青少年がリー
ダーシップ力を養う事や、学ぶことが出来るインターアクトクラブとローターアク
トクラブがあります。インターアクトクラブは、12歳〜18歳までの若い人々を
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